あっさり
私が統合失調症のような病気になっていたとき、
聴覚過敏という症状が一番きつかったです。
小さな音も爆音に聞こえて耳が痛くなってしまうんです。
だから家族全員が何ヶ月も家でテレビを見ることができませんでした。
音楽も流すことができませんでした。
兄はそんな状態を「統失制限」とうまいこと言って笑っていました。
そして私の病気と不登校に関して、いつも無関心というか、平常心でした。
兄はいつも淡々としていて、感情がない人のように見えます。
病気と不登校で、とても暗い闇の中にいる心境のとき、
私は兄に聞いてみました。
「おにいちゃん、私の病気治ると思う?」
兄はこっちも見ずに
「YES」
「おにいちゃん、私いつか学校に戻れると思う?」
「どーせYES」
マジでなんの感情もなく言われたんで、
なんかわからんけど、すげーーって、思ったのを覚えてます。
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